桜餅


皆様、ご無沙汰です。

 

立春ですね〜などと言っていたらあっという間に1カ月が経ち、雛祭りの季節になってしまいました。

 

ところで桜餅には2種類ある事は、もう皆様にはご存知ですよね。

関西の桜餅=道明寺
関東の桜餅=長命寺

と呼ばれています。

 

道明寺は道明寺粉を使用して作ることから、そう呼ばれるようになったようです。

 

〉道明寺粉は(どうみょうじこ)とは、に浸し蒸したもち米を干して粗めにひいた食品である。〉

とウィキペディアにある事からもわかるように、玄米の道明寺粉は存在しないので、マクロビオティックで道明寺タイプの桜餅を作る場合は、もち玄米を炊いて、すり鉢にあてて擂粉木などで搗いて半搗き状態にしたものを使用してます。

(写真上)

 

長命寺の桜餅は、

隅田川の土手の桜の落ち葉を醤油樽で塩漬けにし、餅に巻いたもので、山本新六によって桜餅が作り出された。長命寺の 門前で売り出したのがはじまりとされる。〉

とウィキペディアにあります。

 

長命寺の巻皮はお店によって使う材料に多少違いがあるようで、米粉を使用する場合と葛粉&小麦粉を使う場合があるようです。

 

マクロビオティックの場合は米粉の場合は玄米粉を混ぜたり、小麦粉の場合は地粉か全粒粉を使用します。

 

写真の長命寺の桜餅には葛粉&地粉を使用しています。(写真下)

 

最近は桜葉の塩漬けが店頭で手に入り難くなってしまい、わざわざ送料を払ってネットで買うのもバカらしいので、余り手作りはしなくなってしまいましたが、作るそばから桜葉の塩漬けの良い香りがしてきて、桜餅を手作りするのも良いものです。

 

もう少し材料が手に入れ易ければいいのに・・・この季節が来るたび、そんな思いに駆られています。