ウィキペディアには御節料理の由来について
>「おせち」は「御節供(おせちく、おせつく)」や「節会(せちえ)」の略であり、中国から伝わった五節供の行事に由来する。奈良時代には朝廷内で節会(せちえ)として行われ、そこで供される供御を節供(せちく)と言った。現在のような料理ではなく、高盛りになったご飯などであったとされる。
この五節会の儀を一般庶民がならって御節供を行うようになったものと考えられている。もともとは五節句の祝儀料理すべてをいったが、のちに最も重要とされる人日の節句の正月料理を指すようになった。
とあります。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86より引用)
といっても最近は、おせちをスーパーや百貨店、あるいは通販などで買って済ませる人が多く、手作りすると云う人は少数派かもしれませんね。
また1人暮らしだと、実家に帰省でもしない限りは、おせちは食べる機会が無いと云う人もいるかもしれません。
そんなときは、せめて祝い肴三種だけでも揃えて、新年のスタートをしてみませんか?
祝い肴三種とは、これさえあればお正月が祝えると言われるほど、おせち料理に欠かせない料理のことを言います。
ただし、この祝い肴三種、関東と関西では多少の違いがあります。
関東は「田作り」「数の子」「黒豆」の3品が祝い肴です。
数の子は子孫繁栄、田作りは五穀豊穣、黒豆はまめ(丈夫・健康を意味する言葉なのだそうです。)に暮らせるように、という願いが込められているそうです。
一方、関西の祝い肴は「田作り」「数の子」「たたきごぼう」の3種。
ごぼうは根をはることから「根気がつく」「家の土台がしっかりする」などと縁起ものとされ、歯固め(健康長寿)の願いも込められているそうです。
また余談ですが、これらの三品は五行で言うと「水氣」にあたり、水氣は季節では冬にあたる五行のため、旬のもの季節のものを食べると云う意味でも理にかなっています。また、水氣は泌尿器や生殖器に関わりの深い五行ですので、例えば生理不順に悩んでいる女性などは是非食べてほしい料理なのです。
特に黒豆は(他の豆に比べるとやや割高ではありますが)、スーパーなど店頭で水煮の缶詰が手に入りますから、薄めのしょうゆ味で煮て、日頃から食べるようにするといいですね。
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