前回の投稿で、今年は「安全保障」がテーマの年となると投稿してひと月もしないうちに武漢肺炎が広まり、「これは安全保障問題だ」という声が聞かれるようになりました。
また、各国政府が手を打っているにもかかわらず、株価は大暴落しそのまま乱高下を続けているなど、世界中がパニックに陥っています。
さてその武漢肺炎ですが、ネット上で流布されている陰謀論の中に、「中国は崩壊する」と言うものがありますが、果たしてそれは現実のものとなるのでしょうか?
中国は崩壊するのか?
中国関連のホロスコープを見る限り、いくつか特徴が見られましたので、それをもとに解説して行きたいと思います。
まず、習近平国家主席については、中共と共に武漢肺炎の終息に向けて、文字通り全身全霊を捧げる事になるでしょう。
国内での権力基盤が不安定だと言われていますが、ホロスコープ的にはこうした疫病対策に翻弄されるのは習近平氏の宿命であるとの表示がありますので、逃げれば逃げるほど追いかけられて、責任問題に発展していきます。
逃げずにどこまで対応できるかで、習近平氏の肺炎終息後の立場の処遇が決まりそうです。
その習近平氏と対立する江沢民派の親分、江沢民氏はこの時期、経済政策と対策に追われる表示があります。ですが江沢民氏が指導しても、失敗する可能性があります。賄賂で私服を肥やせたとしても、国家の経済の立て直しは上手く行かないでしょう。
ただ年齢も年齢ですから、実権が次世代に移譲されている可能性もありますね。
現在外交を担当していると言われる王岐山氏が江沢民氏の支持を得て、メインになって経済政策と対策に携わるなら、上手く行く可能性はあります。
運勢的な勢いで言うと、習近平氏と胡錦濤氏ペアよりも、王岐山氏と江沢民氏ペアの方が勢いがあり強い運勢なので、習近平氏はピンチに立たされている可能性もあります。
ただし武漢肺炎が収束に向かうのは、四季図を見る限り来年になりそうです。そこまでは、習近平氏も全力を挙げて対応せざるを得ません。
中国は既に終息宣言を出すつもりで、どうも数字の操作を始めている様ですが、夏至図を観ても終息している様子は見えませんね。
寧ろ、年末にかけて流行地が沿岸部から内陸部に移動して行く可能性があります。
今年は武漢肺炎に関する対応で追われるので、中国共産党が終わると言う目立った動きは無いものと思われます。
ですが来年の中国関連ホロスコープに、中国共産党の勢力が削がれる事を示すものがあり、体制の変換期に来ていることは確かです。
事実上の中国共産党による一党独裁制から、議会制民主主義に移行が図れなければ、所謂「民族浄化」の犠牲になった民族や、地域の民衆による武装蜂起が起きて、内戦状態に入る可能性があります。
この動きは既に起き始めている(NEWポストセブン3/17付記事 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200315-00000010-pseven-cn 他)と言われますが、夏至図で北京〜広州付近の天頂に海王星が来ていますので、習近平政権はかなり基盤が脆弱で不安定なものになり、二重行政・二重権力状態など、どこに責任の所在を求めれば良いのか分からない状態に陥いりつつあるのでしょう。
海王星は感染症の他に、欺瞞や偽善を表す星でもありますので、表面上は上手く行っている様に見せかけたとしても、内情は混乱が拡大していそうですね。
習近平氏が、民族浄化のための少数民族の虐殺を隠蔽し、自らの保身の為に武漢肺炎の失政を隠す目的で、強引に表面を取り繕う様な現状の方針を取り続けるならば、習近平氏は来年後半以降に失脚の可能性があります。
ただしそれはあくまで習氏の失脚であり、それに伴って中国共産党の党勢が弱まるのであって、中国共産党政権の崩壊を意味するものではありません。
▶︎海王星は理想や博愛を表すので、イデオロギー的には共産主義や社会主義を表します。海王星の意味がよい方向に出れば理想的な問題の解決を表す事もありますが、欺瞞や偽善という形で悪い意味の方に出ているなら、行く末に待つのは崩壊か消滅。現実的な基盤や裏付けを持たない夢は、いつかは覚めるという事なのでしょう。
日本を含む世界では
秋以降は武漢肺炎の中心地は3月現在の欧州&中東から、中東&ロシア〜東欧付近に移っているかも知れません。中央アジアも何やらキナ臭いニオイがします。
こんな状況ですから、今夏の東京五輪は無いかも知れませんね。
あったとしても無観客開催など、かなり制限されたものとなるはず。
ただ日本では、武漢肺炎はそれほど広がらない可能性があります。春分図・夏至図と土星の影響が強く、外交・経済的など全般的に良くも悪くも冷やされる傾向に有りますが、なるべく死者を出さずにピークを緩やかなものにすると言う意味では、封じ込めに成功すると言えそうです。
その一方で、日本の武漢肺炎のピークは秋(晩夏ぐらいから)になる可能性も、未だ残されています。
蔓延が避けられているなら、今夏〜秋も水害や地震とそれに伴う感染症の流行に注意する必要があります。
おそらく、その頃には世界的にも重症患者はそれ程出なくなっている(もしくは対処法や治療薬の目処が立って来ている)とは思われますが、経済的損失を怖がって、流行地域からの人の移動を制限しなかったり、春以降に予想される中国の終息宣言に飛びついて制限を解除するなど、情報に惑わされた安易な行動は避けるべきでしょう。
そんなわけで、レームダック化しつつある安倍総理は退陣の可能性もあります。もし任期いっぱい総理を続けるのであれば、かなり大胆な内閣改造を必要とされそうです。
その一方で秋以降に西日本では、ビジネスチャンスの暗示も出てきます。ただし、状況が状況なので「軍需関連」の可能性を否定できませんが。
ただ秋以降は誰が総理になってもやる事は同じです。新総理が親中派の人なら、痛い目にあった後ようやく目が覚めるかも知れません。
冬至図では首都・東京は火星の影響下にありますから、仮に秋の選挙で自民が負けて安倍総理が退陣し、左派の総理が誕生したとしても、年末以降は右派(もしくは保守的)に豹変する可能性があると言うことでもあります。
反対に仮に自民が過半数を維持して、安倍総理が続投となった場合、年末以降はこの記事を書いている現在の政権の様に、二階幹事長のような媚中派の議員や閣僚に振り回される事は無くなるはずです。
ただし放火による大規模火災や山火事、テロには警戒が必要ですが。
それよりも当面の問題として日本の場合は、東北南部〜関西にかけて、地震や火山の噴火に注意が必要です。
北米は、武漢肺炎が広がるのは東海岸側のみで、それ以外はなんとか封じ込めに成功するのではないでしょうか。(NY州でPCR検査を増やしているとの米報道を取り上げ、NYの医療崩壊を心配したツイートhttps://twitter.com/kazue_fgeewara/status/12411)
崩壊という意味では、今年は中国よりも朝鮮半島の方が心配です。武漢肺炎をきっかけに内乱・内戦▶︎一時的に国連の管理下に置かれるという可能性が無きにしもあらず。
ただ仮にそうなっても、年末以降には大勢的には落ち着きそうではあるのですが。
なお来年以降、世界の武漢肺炎封じ込め対策に関して、日本がリーダーシップをとって行く可能性があります。
そう言う意味では、防疫・医療と安全保障について知見のある人材が求められるでしょう。
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