九星気学で観ると総裁選候補に出馬しそうな人と、自民党の派閥の長の本命星は次のようになっています。
安倍晋三 :一白水星
麻生太郎 :六白金星
細田博之 :二黒土星
竹下 亘 :九紫火星
二階俊博 :七赤金星
石原伸晃 :七赤金星
岸田文雄 :七赤金星
石破 茂 :七赤金星
野田聖子 :四緑木星
七赤金星の方が多いですが、今年の9月、七赤金星は身動き取れない運気。とはいえ年運では、立場や環境を変えることに運が宿るので、支持固めや流れは7~8月に決めておく必要があります。
しかしながら派閥の長や首相候補に金星の人が多いと言うのは、安倍政権以前には余り無かったことでもあります。よく、自民党が変質したと言われるようになりましたが、この辺りにも原因があるのかも知れませんね。
また、麻生さん(六白金星)を含めて、金星の人が多いと言うことは、安倍総理(一白水星)にとっては、金生水となり、援助・支持してくれる人が多く、敵がいないと言うことにも繋がります。
禅譲論がよく出される岸田さんですが、この論理で行くと、金は水を生むけれど、水は金を生むわけでも無ければ、剋すわけでもないので、安倍総理が自ら岸田さんを後継指名する可能性は低いと言えそうです。
金を生む土の星は細田さんのみ。安倍総理足元の派閥である細田派が、禅譲を求めていない限りは、岸田さんは安倍総理からの禅譲は期待しない方が良いでしょう。
あとは月命星により、支持者の動向にバリエーションが出て来ることになります。
岸田さんは7月中に支持固め出来ないと、9月の選挙時は苦しそう。
石破さんは、順調に支持者集めが出来そうですね。
野田聖子さん、今年は暗剣殺。選ばれない方が良い運気です。
一白水星の今年は、これまでの結果が出る決算期。9月は相続運になるので、安倍総理は本来であれば後継者に託す選択(後継指名)をした方が、運気的には有利なんですけどね…。
九紫火星は年運で身動き取れ無い運気。竹下さん、結局は引きの強い候補者を応援することになるでしょう。
結論から言えば、国会閉会後に安倍総理が岸田さんに禅譲しなかった場合、岸田さんが出馬すれば、反安倍票が割れて安倍総理三選に有利に働くかも知れませんね。
今年後半~来年前半は、環境的には運気的な事もあって岸田さんがいちばん良いのですが、それがそのまま結果に繋がるわけでは無いのが政界と言うところ。運勢的にも派閥の力学が働きます。
日本は東京五輪までの2年程は、政治的に荒れる運気なので、ここで石破さんが総理になってしまうと、潰されてしまう心配もある為、個人的にはもう少し環境が整ってから総理になっていただきたい人ではあります。
最近、暴走気味で、北との関係もどうやらビンボーくじを引かされたトランプ大統領対策として、相性的にいちばん有効なのが、実は岸田さんなんですけどね。
安倍総理が三選された場合、来年春の統一選挙は厳しくなると思いますよ。
安倍総理と日本国憲法図の相性をみると、改憲に向けて地ならしする組み合わせではあるものの、改憲を達成出来るような組み合わせでは無いので、もし安倍総理が本気で改憲を成し遂げたいのであれば、勇気を持って「後継者に託す」選択をするべきでしょう。
石破さんは改憲と言うよりも、日米地位協定の改定に向けて地ならしする運気の方です。
野田聖子さんはこうした改革路線のレールが敷かれた後に、路線を引き継ぐ形で総理になられれば実力を発揮できそうです。レールを敷くかどうかさえ決まっていない現状では、まだ出番はないと言うことになります。
それぞれに、こう言うシチュエーションなら上手く行くよ、こう言うのが得意だよ、と言う条件があるわけですね。
いずれにせよ日本の属国状態を解消し、主権を自らの手に取り戻す為には、地位協定の改定は外せません。
占領地の状態の事実上の継続を定めた協定が日米地位協定だそうですから、真の独立を勝ち取る為には、改憲だけでは片手落ちな訳ですね。
石破さんがその知見と能力を活かす為には、支持者が少ないと言われる自民党国会議員の支持を、どう広げていくかが今後の鍵となりそうです。
慌てて総理になってしまうより、来春以降に信頼回復と支持を広げるチャンスがあると思いますので、是非活かして、出番を待っていただきたいですね。
ただし、これまでにも何度か述べている事ではありますが、もし安倍総理が三選したとしても任期はおそらく全う出来ないものと思われます。
持ち堪えても、来年いっぱいでは無いでしょうか…?
安倍総理にとって春は鬼門ですから、最大限引き延ばせても、20年3月いっぱいまでと思われます。
今現在、安倍総理を支持し安倍総理しか出来る人はいないと言っている人でも、来年は「裏切られた」と思うようなことがありそうです。内容的にはモリカケとは全く関係の無いことでしょう。
恐らく、米朝会談後の東アジア情勢が影響すると思われます。
幾ら何でもこれは安倍総理を擁護出来ないよね、ちょっと不味いよね…と思うようなことが起きそうです。
公明党に配慮して左派の意見も取り上げ、国益の為(?)にトランプ大統領におべっかを使い、(英語の分かる人に言わせると、相当日本に対して失礼な暴言を吐いていると言うトランプ大統領を支持し支える事で、)盤石な政権維持を図ってきた安倍総理には、大変お気の毒な事ではあるのですが…。
現状のままなら、トランプ大統領は北にしてやられることになるでしょう。トランプ大統領の対北朝鮮戦略は失敗に終わるはずです。
米朝会談を6月にシンガポールでやったのが痛かったですね。時期をずらすか、違う場所が選べればよかったのですが。
要は世の中の潮目が変わる時に、今までの体勢で権力にしがみ付いても、上手くは行かないよ、と言うことですね。
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