ふたつの新党


先週、国民民主党と(新)希望の党、二つの国政政党が誕生しました。

 

同年月日に国民民主党も(新)希望の党も生まれるわけですから、基本的に同じ流れの影響を受ける事になるでしょう。あとは代表が誰になるかと言う事と結党の時間で色が付く程度です。

 

希望の党は2018/05/07、17:00より、結党の記者会見が行われました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180506-00000006-wordleaf-pol

 

希望の党は、神奈川県知事の経験を持つ松沢しげふみ氏が代表の座に就きました。

 

松沢氏はホロスコープで見る限り、自分が引っ張っていくというよりは、周囲の人間の才能を上手く借りて、使いこなしながら成果を上げていくタイプのリーダーです。

 

右腕となる人物は、

・節入り前の9月生まれ。

・1956年8月~9月生まれ。

・1959年11月~12月生まれ。

・1964~1965年生まれ。

・1968年8月~9月生まれ。

・1971年11月生まれ。

の中にいるでしょう。

 

ちなみに新生・希望の党の幹事長に就任した行田邦子氏は1965年生まれです。

 

また松沢代表と小池都知事の相性的な接点は余りありませんが、(おそらく)手法は違っても気持ちは理解し合える面があるはず。

 

小池都知事は希望の党の顧問からは外れるとのこと

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180507-00000070-mai-pol 

でしたが、パーソナルな相性として松沢氏が小池都知事を育てる暗示もありますので、小池都知事さえその気になれば、知事経験のある松沢氏から、学ぶことは多いのではないでしょうか。

 

 

 

一方の国民民主党は、5/7、13:00から都内で結党大会を開いたのこと。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180507-00000021-jct-soci

 

代表は秋に代表選挙で代表が選ばれるまでは、玉木代表と大塚代表の共同代表制を取るようです。

 

おそらくこの新党を作った目的である野党結集は2~3年先。

その時期に再度、離合集散有るでしょうが、これまでの民進党のゴタゴタ劇は、やっとそこで清算される可能性があります。

 

 

 

ただしどちらの党も、新党が出来ても、国民からの支持は暫く低迷したままでしょうし、また、男性よりも女性の支持者の方が多くなる可能性がありますので、そういう意味では、(政治的なことの関心を示さない人は女性の方が多いと思われる為)世間の評価は一見芳しく無いものになるかも知れません。

 

ですので最初からターゲットを若い独身女性に絞り、その階層から支持されるような政策を打ち出し、またその世代の政治家を育てていく事で、徐々に支持を集めていけるようになる可能性はあります。

 

とは言うもののその層は、もともと政治的関心は低い層なだけに、どう関心を掘り起こし、そしてその中から、いかに有能な未来の政治家候補を集め、育てていくかが課題になるでしょうね。

 

なお、国民民主党が若い独身女性の政治家を、ある程度の人数輩出できないとなると、将来的に立憲民主党を巻き込んだ形で大きな塊を作ることは、かなり難しいものになりそうです。

とは言うものの、立憲民主党は人気運はあるものの政権を取れるような政党ではありません。
国民民主党の共同代表である玉木氏は、立憲民主党を軸にした連立政権構想を抱いているようですが、果たしてどうなるでしょうか…。


逆に国民民主党や(新)希望の党は、自らのリーダーシップで2〜3年先に野党結集を計れなかったとしても、先に述べたように女性政治家を育てる事に加え、経済政策に強い政治家を育てる事で5〜6年先には政権を狙える政党に育つ可能性はあります。

ただし、希望の党は5人での再出発となったわけですが、残念ながら人気運がありません。
ですがこれは相性を見る限り、日本維新の会と連携する事で解決できる可能性があります。
希望の党だけだと政権に対する影響力が、今ひとつ発揮出来ない可能性があるので、これはおおいに検討すべき課題でしょう。
新生 希望の党と国民民主党の結党図
新生 希望の党と国民民主党の結党図