今年も夏至が過ぎて、1年の折り返し地点に来てしまいました。水不足が続いた西日本は、夏至の訪れとともに気象にも変化がありました。
ところで、前回もお知らせした通り、今年は2017/08/08の未明に部分月蝕があります。
月蝕の詳しい天文情報については国立天文台の歴算ページをご覧ください。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_l.cgi
さて本題です。
今回の月蝕は獅子座の太陽と、水瓶座の月の間で起きます。一方で(日本では見られないのですが、)北米を中心に同8/22に皆既日蝕があるため、こちらの影響の方が強く出る可能性もあります。
月蝕の場合、太陽のある星座の影響を受けるケース、月のある星座の影響を受けるケースの2パターンがありますが、獅子座の日蝕の影響を受けて、月蝕は獅子座と水瓶座のどちらの意味合いで影響を及ぼす可能性があるのか、見て行きたいと思います。
まず最初に整理しておくと政経占星学(マンダン・アストロジー)で、重視するイベント図には、
四季図(春分図・夏至図・秋分図・冬至図)
日蝕図
月蝕図
などが、あります。
今回の月蝕は、夏至図の効力期間内に起きます。日蝕も同様です。
こうしたイベント図の影響は、イベントの起きる1ヶ月前~イベント発生後の1ヶ月後くらいに出ることが多いようです。
気になる月蝕図のアストロマップでは、中国の長春市(旧新京市)の辺りで、冥王星とキロンの軌道が重なっています。
平壌や京城は、この軌道の影響範囲の中にあります。
念のため夏至図のアストロマップを確認してみると、朝鮮半島とその周辺の中国領は月と金星の影響範囲の中にあります。
さらに、一年の運勢を示す春分図のアストロマップを念のために確認すると、朝鮮半島とその周辺の中国領、及び九州は冥王星の影響範囲の中にあり、朝鮮半島の西海岸と中国領のごく一部の上にジュノーの軌道がありました。
この様に冥王星が関わる場合、一つは火山の噴火や火山性の地震などによる自然災害と、もうひとつは原子力関係の事故、政権の交代など政治行政上の事故や事件が考えられますが、夏至図の月と金星のコンビネーションは、古代占星術の世界では、戦争の予兆として考えられてきました。
また春分図のジュノーは天底にある為、何らかの国土の被害があることも予想されます。
もしかしたら北朝鮮は、夏至図の効力期間の後半・・・お盆以降にレッドラインを越えてくるかも知れません。
米国の牽制を受けて延期していた核実験を、とうとう行うのでしょうか?
その場合、実験による衝撃波で大地が振動し、近隣にある火山が噴火するとか、地震被害が出る可能性もありそうですね。
日本などアジアでは見られないものの、日蝕の暗示なども併せて考えると、終戦記念日~北朝鮮の建国記念日あたりが危ないかも知れません。
然し乍らこの月蝕は部分月蝕で、しかもこの時期の月蝕には「歴訪期」と言うキーワードもあるので、そうした事態を抑える為の外交交渉が活発化するとも読めます。
こうしてくると獅子座の影響の方が強く出そうに感じますが、実は水瓶座の影響が強く出た場合、戦争に繋がる問題は回避されたとしても、干魃や豪雨(時期的にスーパー台風も含む)などによる農作物の被害が懸念されます。
日本に限って言うならば、夏至図では海王星の影響下にあるので、水瓶座の影響の方が強く出るかも知れません。
この記事を書いている時点では西日本では水不足が続いた後の豪雨と土砂災害が報じられていますが、西日本はお盆以降の台風シーズンにも気をつけた方が良さそうですね。
夏至図に依らずとも、こうした気候パターンは近年の日本では珍しく無くなっています。
農家や治水関連のお役所は、今から対策を考え、講じておいた方が良いかも知れませんね。
なお夏至図の海王星は、社会的に詐欺の蔓延や薬物中毒、感染症の拡大が懸念される時期になることを示しています。
その一方で日蝕図では、東日本は木星の影響下にあるので、梅雨明け以降、東日本では(夏至図の海王星の象意である)ドリンク・アルコール類の販売が伸び、ビアホールやプールなど夏ならではの、水に関係する市場・施設は活況を呈しそうです。
まとめ
・梅雨明け以降、東日本では水に関係する夏商戦は活発化。西日本は台風シーズンに向けて自然災害に警戒が必要。
・朝鮮半島情勢に動き。緊張がさらに高まるかもしれないが、各国の交渉努力によって危機回避の可能性も。
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