では気学から観ると憲法改正のチャンスはいつ頃になるのか?
そのような疑問を持つ方もいると思います。
一番近い未来で言うと、今年は無理ですから次は2025年。
ただし気学の場合は9年ごとにチャンスが回ってきますから、具体的な時期よりは、世論が熟しているかどうかの方が重要だとも言えます。
これは憲法改正を国民が望むことが必要な事は勿論ですが、「国家の在り方」について、共通の理解の上で「政府と国民が共有出来るヴィジョン」が持てるか?・・・が焦点になるでしょう。
ーすなわち、傀儡国家的である事を自覚し受け入れた上で、バランスを考えながら不合理なところを是正する道を選ぶのか?
ーあるいは自前の正式な軍隊を持ち、真の独立国家となって、安保に関しても、真の対等な責任を負う国家を目指すのか?(日米地位協定の改正に関連してくる問題です。)
世論が熟していれば、自ずと王者の資質(=統治者の性質)を持つ星を本命星に持つ政党が勢いを得ることになるでしょうから、その政党が政権を握った時に憲法改正するのが、一番スムーズに行くはずなのです。
そういった条件を無視して強引に進めようとすれば、軋轢が増えたり、外交関係でも(国益という意味も含めて)将来に禍根を残すことに繋がるわけですね。
ですから、もし自民党が党是である憲法改正を、本気で達成したいと思うのなら、「名よりも実を取る」戦略・・・つまり自分達の手柄にすることに執着しない方が良い、ということになるでしょうね。
安倍総理は戦後レジームからの脱却ということをおっしゃっているようですが、王者の資質を持たない政党が無理に憲法改正を推し進めても、植民地的と言われる日本の在り方を変えることは出来ないどころか、むしろ悪化させる危険性すらあります。(つまり、真の独立国家を目指す型の憲法改正や新憲法制定は、自民党政権下では無理。)
もしかしたら、そのことに気付いているからこそ、おおさか維新の会に秋波を送られているのかもしれませんが。
・・・ただ、まだご自分の手柄にすることに執着されてますからね。
それに、おおさか維新の会自体がこのまま政党として定着するかどうかもわからない状態ですから。
まだまだ流動的な要素が多いのは確かでしょう。
ただし、自民党の本命星である九紫火星には、復活の意味もあります。
そう言う意味では、現行憲法を停止し明治憲法の復活を目指す勢力が有るのもうなづける話ではありますし、それなら可能かも知れません。
その場合のチャンスは2022年になります。
しかし明治憲法に戻すことは、占星学上でも日本の未来に問題が残る行為なのです。
次回はこの点について、西洋占星術の立場から、お話ししたいと思います。
コメントをお書きください