気学から観る憲法改正-②-


 

まず最初に占星術の立場から言うと、共産党の主張するような「憲法改正をせずに、

真の独立を勝ち取る」というのは、残念ながらありえない話なんです。

 

何故なら国家にとっての誕生日は、憲法の公布もしくは施行の日というのが一般的なセオリーですから、その公布もしくは施行された時点で、その憲法下での国民国家のおおよその運命傾向は決まっていると考えられるから・・・なんですね。

(ただし歴史の長い国だと、どこを起点にするべきか曖昧になっているケースもある為、時の元首の出生データを使用する場合もありますが。)

 

だからと言って、現在、王座の星を持つ実力派の政党(議席数も含めて)が無い以上、

現状で真の独立を担保出来るような憲法改正が出来るかと言ったら、少々疑問に思う所ではあるのですが。

 

一応、生活の党(中道左派?)は本命星が六白金星で正統な王位継承者の星ですが、

歴史が浅く政治的本流にはなっていませんから、現状では与党になるのは難しいと言えます。

 

維新の党から出戻りしたおおさか維新の会(中道右派?)は本命星が三碧木星で開拓者でリーダーの星ではありますが、猪突猛進型で配慮に欠けるところがありますから、補佐役が必要になるでしょう。(スタートが地域政党なので、国会議員はいるものの国政にはどの程度関与できるか未知数の面も。)

 

いずれにせよ前回も申し上げた通り、仮に王座の星を持つ政党があっても、

これまで短い周期で離合集散繰り返している事もあり、

まだ政権を狙える政党が出て来ていません。

 

現在何か言えることがあるとすれば、憲法改正には「まだ機が熟していない」ということになるのでしょうか。

 

政権を担える資質を持つ星を本命星に持つ政党が、このまま政党として安定し、政権を狙える政党として成長・定着出来るかどうかが、ひとつのカギとなるでしょう。