皆様、お久しぶりです。
しばらくブログを更新していないうちに、大きな出来事がありました。
既に御承知と思いますが、6/24に英国での国民投票でEU離脱が決まり、世の中はてんやわんやの状態となっています。
株価や為替も乱高下で、不安に陥っている人が多いと思います。
左図は欧州連合発足に伴うリスボン条約調印図です。
水星は射手座の19度で、21度の太陽と合。
魚座の天王星とはスクエアですが、現在、射手座を運行中の土星がここに関わってきています。
土星と天王星の組み合わせは、削減や収縮方向への転換を示すので、これが今回の英国のEU離脱決定に繋がっているものと考えられます。
ただし、これはいわばEU自体の運勢なわけですから、たとえばの話、経費削減に努めてコンパクトなものに変えるとか、財政面での縮小化を図っていたなら今回の結果は避けられたのかもしれません。
今回の国民投票では離脱派のキャンペーン動画に、EU職員に対する手厚い保護や手当てを皮肉る内容のものがありました。
自分たちの国はEUに対して多額の拠出金を出しているのに、肝心の英国国民である自分たちは、EUのせいで出稼ぎ移民に職を奪われて多額の拠出金に見合う恩恵も受けられずにいるのに、、、と云うわけです。
実はギリシャ危機が始まった頃の話ですから、だいぶ前の話になりますが、当サイトの前身となる最初のブログで、私はEUの始源図は限定された参加国のものとなることを示しているから、追放なのか離反なのかは分からないが、いずれ離脱する国が出てくることを指摘しておりました。(当該ページはポータルサイト終了のため、現在はありません。)
世界図を観ると、英仏の辺りにキロンの軌道が走っているのが分かります。キロンは別名カイロスともいい、ギリシャ・ローマ神話では医者の神様です。
1度傷を負ってトラウマとなったことを解消する、治療・克服して出直す意味がありますから、本当に英国が離脱してしまうのかどうか、まだ分からないと言ってもよいでしょう。
離脱派は先のことは考えていなかったので、これから考えて、2020年に離脱通告をして、そこから離脱交渉に入るなどと言っているようですが、その間にEUの改革が実行されるなら、あるいは離脱宣言撤回と云うことも考えられるのかもしれません。
少々荒っぽい例え方なのかもしれませんが、この問題は欧州版の枡添政治資金問題なのかもしれませんね。
それともうひとつ、今回の英国の国民投票に関連する報道に関して、リトアニアから英国に出稼ぎに来ている労働者がインタビュアーに対して、「賃金が英国はリトアニアの4倍で、母国にいるより英国で働くほうが生活は楽だ」と語っていたのが印象的だったことをお伝えしたいと思います。
つまり、そもそもの問題として、生活レベルに四倍もの格差がある国を一緒くたにしてEUとして統合すると云うのは、やはり無理があったのでは無いでしょうか?
EU内の貧しい国からの出稼ぎ労働者が溢れかえっているせいで、命の危険にさらされている、本当に助けが必要なシリアやアフガンからの難民を拒絶したり排斥が起きて助けられないと云うのでは、本末転倒です。
今となってはの理想論かもしれませんが、最初から経済レベルの低い東欧を参加させるのではなく、東欧は東欧で、西欧は西欧で共同体を作り、経済レベルが西欧に追いついてきてから、改めてEUとして統合したほうが良かったのではないでしょうか。
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